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ロータリークラブとは

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ロータリーとは

 「人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的水準を守ることを奨励し、かつ、世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した、事業および専門職務に携わる指導者が世界的に結び合った団体」です。

 一言で言えば奉仕クラブ組織ですが、自分の職業を通じて世界の人々へ奉仕することに主眼がおかれています。
何か難しそうですが、実際は会員同士の親睦を深め、自己啓発を進めながら、自分の職業を活かして世界や地域に奉仕して行くことを目指しています。

 世界各地には様々なロータリー・クラブがあり、その会員をロータリアンといいます。また、各地のロータリークラブは、国際ロータリーと呼ばれる連合会に属しています。国際ロータリーの事務局はイリノイ州エバンストンにあります。

 奉仕の理想のもとに集った実業人や専門職業人によってできたロータリー・クラブは、全世界の200以上の国や地域に3万を越えるクラブがあり、120万人を越えるロータリアンが活動しています。
各地のロータリー・クラブは、毎週定例会を開き、週報を発行しています。

 ごく初期のロータリー・クラブでは、会員同士が親睦を深めたりお互いの仕事の便宜をはかるような会合を持っていましたが、創始者ポール・ハリスはこのようなやり方では多忙な人々を長くクラブにとどめておくことはできないと考え、ロータリーの目的を一層高い「超我の奉仕」という理想に置きました。これに共感した人々によって、ロータリー・クラブは全世界に拡大していったのです。

ロータリーの発祥

 1890年代はアメリカ社会の変動期で、人種・宗教・文化のるつぼと世界恐慌が利己主義や悪徳商法を生み、犯罪・汚職・暴力が横行していました。新興都市シカゴはその代表でした。そこに住む弁護士のポール・ハリスはこの風潮に堪えかね、孤独と疎外感に悩んでいました。

  そんなとき、彼が少年時代を過ごしたウォーリングフォードの村人たちがお互いの職業で助け合って楽しく暮らしていたことを思い出し、実業人による一業一人制の友愛と相互扶助のクラブ構想を思いついたのでした。

  1905年、ハリスは友人ら3人とまだ名前もないクラブを立ち上げ、毎週会員の事務所で持ち回りの会合を開くことにしました。輪番としたのはお互いの仕事について理解を深めるためにです。輪番にちなんで、このクラブの名称をロータリーとしたのです。

ロータリーの事業や活動

  ロータリアンが行う事業や活動を、ロータリーのプログラムと呼ばれます。プログラムは、1951年(昭和26年)国際大会で採択されたたった4項目からなる綱領に従って行われます。

  1. 1.奉仕の機会として知り合いを広めること
  2. 2.事業および専門職務の道徳的水準を高めることあらゆる有益な業務は尊重されるべきであるという認識を深めること。そしてロータリアン各自が業務を通じて社会に奉仕するためにその業務を品位あらしめること
  3. 3.ロータリアンすべてがその個人生活、事業生活および社会生活に常に奉仕の理想を適用すること

  ロータリアンが行う事業や活動を、ロータリーのプログラムと呼ばれます。プログラムは、1951年(昭和26年)国際大会で採択されたたった4項目からなる綱領に従って行われます。

1. クラブ奉仕委員会 
Club Service

  ロータリアンが行う事業や活動を、ロータリーのプログラムと呼ばれます。プログラムは、1951年(昭和26年)国際大会で採択されたたった4項目からなる綱領に従って行われます。

2. 職業奉仕委員会 
Vocational Service

   ロータリーの第二奉仕部門。ロータリー・クラブに職業分類を保持することから生ずる義務である機会である。即ち、ロータリアンとしては、あらゆる有用な職業の価値を認め、自分の職業を律し道徳的水準と品位を高めることに努めると共に、業務を通じて職場や地域社会で奉仕の理想を推進し、クラブ・プロジェクトに応えることであり、クラブとしては、会員の職業  道徳、品位、水準を高めるようなプログラムをたびたび実施し、またそれを生かして、社会のニーズに応えるようなクラブ・プロジェクトを開発することにあります。

   ロータリアン各自の事業や職業を通じて社会のため、人々のために尽くす活動のことです。日常の事業活動の中でロータリーの精神を実現するために、ロータリアンは4つのテストを実践しています。これは次の4つの質問から成り立っています。

  1. 1.真実かどうか
  2. 2.みんなに公平か
  3. 3.好意と友情を深めるか
  4. 4.みんなのためになるか

3.社会奉仕委員会 
Community Service

 ロータリーの第三奉仕部門。地域社会に居住する人々の文化的生活環境条件を向上させるために、思いやりや援助をロータリアン個人として、また、多人数で行う奉仕活動をいいます。

4.国際奉仕委員会 
International Service

   ロータリーの第四奉仕部門。国際奉仕とは、ロータリアンが、国際理解、親善、平和を推進するために、実施できるすべてをいう。概念上、次の四つの分野に分類しています。

  1. 1.世界社会奉仕活動
  2. 2.国際レベルの教育および文化交流活動
  3. 3.好意と友情を深めるか
  4. 4.みんなのためになるか

   例えば、他国の人々、その文化、週間、業績、抱負および問題を知ることであり、また旅行や、国際大会出席による個人交流であり、読書や、文通であり、他国の人々に役立つクブ活動やプロジェクト(ロータリー財団を含む)に協力することです。個々のロータリアンとクラブは、目的達成に積極的に寄与するよう期待されています。